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LAST  UPDATE 2013/03/02
◎ 太陽活動 サイクル24
★太陽活動(サイクル24)
太陽には地球同様に北極と南極があり、棒磁石の両端のようにN極(プラス磁場)とS極(マイナス磁場)に分かれている。北極と南極の極性は、約11年周期で同時にひっくり返り磁場の反転を繰り返してきた。最後の反転は2000年ごろで、北極がマイナス、南極がプラスとなった。
北極では2008年以降、プラスへ反転しつつあると確認されたが、呼応して反転するはずの南極はプラスのままで、ほとんど変化していないのだ。極域の磁場の観測から、
次回の反転は2013年5月と予想されており、従来の約11年周期を大きく上回るのは確実の様でサイクル24のピークは2013年春になりそうだ。この様な状況になった後、太陽活動は低迷状態が続き黒点数が”0”続くと、真面目な話し寒冷期が訪れる可能性が高いとされている。

太陽の地場が弱くなると太陽系内は太陽の地場で宇宙線(放射線)から守られているので、地場が弱くなると地球にも当然宇宙線が多く侵入してくる事になる。宇宙線が地球に侵入した際に起きる現象は雲が発生する事が最近話題となっている様だ。要するに
雲が多くなると太陽光が遮断されるので寒冷化してくると言われている。過去6500年のマウンダー現象の際、太陽活動も今回の様な現象であったと言われている、過去15回この様な太陽活動が有った際、12回マウンダー現象となっているらしいので確立的には相当高い事になる。そうなると温暖化なんてどうでも良くなる。しかし黒点がゼロだと無線も最悪状況となるな~・・・夏季のSSSPでしか遊べないのだろうか・・・・・?太陽活動の復活を願いたいところである。

宇宙線とは:銀河系内のはるかかなたで星が爆発した際に発生する放射線、これが長い時間を掛けて地球に到着している。

ちなみに地球もS極とN極が入れ代わる事が解り、その時期は今到来してもおかしくない時期だとか。

① Indexとは
 ・Indexとは恐らくSSN(太陽相対黒点数)の事だと思います。

② SSNとは
 ・1980年頃から観測されている太陽の黒点数の値で、世界の数カ所で光学望遠鏡で観測された値の平均値を表した数値です。よって望遠鏡の性能次第では数値が変わると言う事なのですが、昔と今の比較対象とならなくなってしまうのでこのSSN数値は現在も利用されています。SSNが100を超えないとF2反射は無理だと思っていましたが、最近は100以下でも結構出来る事が多く見られます、単純に
SSN数値だけの問題ではなさそうですね。低SSN状態が続いている時だから偶然気付いたのかも知れません。因みにSSN数値は黒点数ですが、黒点にも大小様々である事から発生している黒点の総面積で表す(AREA)指数も有るようです。

③ SFIとは
 ・Solar Flux Indexの略で、2800MHz電波望遠鏡にて太陽からのノイズがSSN値に比例している事が判明し、最近では太陽黒点数としてSSN同様に利用されています。SFIの方が数値的にはSSN値より高く表示されています、SSNが”0”の状態でもSFIは40程度から徐々に下がる事があるので、こちらの方が正確なのかも知れません。しかしその違いが電波伝搬に直接反映されるものでも無いので問題はされません。

④ A-Index(宇宙磁気)、K-Index(地球磁気)
 ・これらのインデックスは地磁気指数の値で磁場の強さを表しています。両者とも数値が高い時は電離層の状態が乱れている事になりHF帯に大きく影響するものです。AとKの違いは大きくない様ですが観測地点の違いがあるので両者を平均して参考にすれば良いと思います。参考程度にK値が4以上になると高い周波数では反射が無くなりHF帯通信は悪化します。当方の経験ではKインデックスの上がり初めと下り初め頃が50MHzに変化が有る様な気がするのですが・・・当方だけかも?
 
・Aの宇宙磁気が高い時はKの地球磁気も高くなると言う事だろう、しかし逆にKが高い時は必ずAが高い訳ではない。地球自体の磁気が変化していて地球もS極とN極が入れ代わる時期なのだろうか?
 ・K-Index指数は日合計値と、日変化曲線から表示(0~9)の2種が主に使用されている、後者が主に使われているがK=1以下の地磁気は極めて静穏、K=2~3静穏、k=4はやや活発、k=5以上は活発又は非常に活発とされています。
 ・無線界では磁気と言えば地球磁気が最も気になるところですね、これは太陽のフレアによって地球の磁気が変化するものですが、太陽フレアが発生した際に太陽風が地球の到着しますが、
太陽風にはそれぞれ磁気の方向があり、これが地球の磁気方向と同じ方向の磁気を持った太陽風が地球の磁気に大きく影響すると言われています、逆方向の地場を持った太陽風は幾ら大きい太陽風であれ地球地場への影響は少ないと言う事です。又、磁気嵐の発生は一般的に太陽活動の最大期に発生し易いが下降期、最小期においても大型の磁気嵐は発生しており、一概に太陽活動=磁気嵐では無い様です。

⑤ サンセット、サンライズ
・これらは太陽エネルギー照射によって太陽が電離層に当たり始める夜明けと太陽が電離層に照射されなくなる日没に起きる
電離層の電流変化によって起きる電離層の特性であと思われ、これによって電波伝搬が変化すると推測する。

⑥ その他
☆2012年7月17日 EU⇔JAで50MHzがほぼ1日中大オープンした。その日の数値はSFI:138/SSN:89/A:31/K:4で、SSNは低めで、A値が異常に高く、K値も通常より高い状況であった。
☆2013年1月4日~数日間SSNは160を超えピークで196まで上昇したがHFや6mでのオープンは全く無かった、因みにA・Kともゼロに近い数値であった。


黒点数や宇宙磁気等の詳しい情報は下記で参照して下さい。

参考:宇宙天気情報センター


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