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LAST  UPDATE 2013/01/28
Ameritron RCS-10 同軸切替自動化 You-Tube 画像はこちら
☆アメリトロンRCS-10内部
・8回路の同軸切替これをパソコンのパラレルポートを使ってWebCluster→Logソフト→RCS-10で自動切替する、FT-2000も並行動作。
・FT-2000→Logソフト→RCS-10の制御も可能だと思うが今回は見送り。
・早速内部を見ると、流石はW産・・・半田付けが私の施工を同じ芋半田だ・・・・人手作業なのだろう。

 ロータリーSWや電源SW、LEDまで全て直接基盤に半田付けされている・・・・・これじゃ改造が手間だな~まいった。

 

☆RCS-10回路図
・ロータリーSW切替リレーの接点が外部端子として出ていた。これを使って逆に入力する事ができる、それに電源SWのOFF側接点を利用すればオート/マニュアル切替として利用できる電源供給SWとしても使える超ラッキー。
本体電源SWONで通常のマニュアル動作、OFFで自動動作と言う事だ。

・後はこの裏の8個の端子へ+12Vをどの端子へ供給するかでANT切替の制御をすれば良い。

☆プリンターポート
・右図はプリンターコネクター図です、最近はUSB接続がメインとなっている為、コネクターが無いPCが殆どだと思うが当方のPCは旧型デスクトップなので有るんだな~、ケーブルも何故か腐るほど有る、これを使わない手はない。
No,2~No,9の8回路とNo,18間に+5VDCが出力されるので、CSR-10の8回路同軸切替にはピッタリの回路数だ!

・No,2~NO,9の切替はソフトで行う様になる、これはマイクロソフトのVB、やオフィスに付属のVBAなどで操作可能だ。しかし、これらにはプリンター制御できるライブラリーファイルが付属されていない、よってこのライブラリーファイルをPCにインストールする必要がある。今どきプリンターポート制御なんて・・・DLLが見つかるか?
ネットで探しまくったら・・・・・・・・あった。
これだ・・・当方はVista+オフィス2003なのだが、
Vbioscm_DLL.dllと言うDLLファイルだ、注意書きでVista+エクセル2003意外の動作保証はしないと記載・・・・オーケー!オーケー!!!
これをインストールし、当方作成のLOGソフトにプログラム追加で完了したが
一発でまともに動いた事ない・・当然何度か書き換えし最終的にOK。

・プリンターのメスソケットが無いので直接基板へ半田付けするつもりでケーブルをブチ切る。2~9と18の端子とケーブルをまずチェックし、不要ケーブルは束ねておく。ソフトから動作させて各ケーブルから正常電圧+5VDCが発生する事を電圧テスターにて確認する
No,2-No,18間で当方のPCでは+4.5VDCだった。
No,3-No,18間     〃
以下同様にNo,9までソフトを切替て電圧が出力される事を確認する。

・後は、この電圧では直接リレーを動作させる容量が無いため、Tr等で容量アップする事になる。当方は持ち合わせのSSRが有ったのでこれを使う事にした。
 

これを8個基板に半田付けすればもう終わった様なもんだ。




             

☆VBA(一部抜粋) 
こちらのサイトに詳しく書かれています。

Option Explicit
'VB6用直接I/O制御関数群
Public Declare Sub OutB Lib "VBIOSCM_DLL.DLL" Alias "_OutB@8" (ByVal Port As Integer, ByVal dat As Integer)
'VB6用直接I/O制御関数開始/終了処理
Public Declare Function IOSCM_Start Lib "VBIOSCM_DLL.DLL" Alias "_IOSCM_Start@0" () As Integer
Public Declare Function IOSCM_Stop Lib "VBIOSCM_DLL.DLL" Alias "_IOSCM_Stop@0" () As Integer

Sub doujikuRelay()
Dim ret As Integer
ChDir ThisWorkbook.Path
ChDrive Left(ThisWorkbook.Path, 1)
'IOSCM開始処理をコール
ret = IOSCM_Start
If ret And 1 Then 'エラーの時は直接I/O制御不可のため終了
MsgBox "IOSCM Init Error!!"
Exit Sub
End If
'Ameritoron:No,1:&H1/No,2:&H2/No,3:&H4/No,4:&H8/No,5:&H10/No,6:&H20/No,7:&H40/No,8:&H80
Select Case Sheets("表示").Range("O31").Value
Case 160
Call OutB(&H378, &H20)
Case 80
Call OutB(&H378, &H10)
Case 40
Call OutB(&H378, &H2)
Case 30
Call OutB(&H378, &H1)
Case 20
Call OutB(&H378, &H2)
Case 17
Call OutB(&H378, &H1)
Case 15
Call OutB(&H378, &H2)
Case 12
Call OutB(&H378, &H1)
Case 10
Call OutB(&H378, &H4)
Case 6
Call OutB(&H378, &H8)
End Select
'IOSCM終了処理をコール
ret = IOSCM_Stop
End Sub


☆SSR取付
・SSRは手持ちのオムロンのG3CN-DX03P1と言う型でINPUTは3~28VDC、OUTPUTが52.8VDCの3Aまで行ける・・余裕あり過ぎだ。
基板に取り付けるつもりだったがSSRしか使用しないので、わざわざ基板に載せる必要がない。と言う事で8個のリレーを纏めてテーピングしそれをケースに固定する事にした。


・RCS-10裏に8φの穴を開け、ここからプリンターポートへ。ケーブルの内側、外側にトロイダルコアを入れケーブルがずれない様に固定する。


・SSRの配線、直流用なので+/-を間違えないように、他の配線を焦がさない様にすればOK。


・配線間違いの無いことを確認したら電源アダプター挿入前にまずプリンターケーブルを接続し、RCS-10の電源アダプターを差込電源を投入する。


・全ての配線を復旧しLoopにて動作確認。電源SWOFF状態でオート動作確認OK、電源SWONで手動切替OK。
後は自動でDXClusterのDX情報からANTが自動で切替てくれれば全てOKだ。
電源SWOFFのオート状態、3.5MHzANTはNo,5で動作OK。





・電源SWOFFのオート状態、14MHzANTはNo2で動作OK。
これでわざわざアンテナを切り替えなくても自動切替してくれるので楽チンだ、ANTは6本だが8本まで可能、大した改造も無くマニュアル切り替えも可能なので満足じゃ。




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